弊社の株主提案が可決し、配当性向100%継続する場合に世紀東急株価が到達するとみられる水準
1,900円以上(※)
※配当利回りをベースに試算、計算の詳細は“今年の株主提案について”をご参照下さい。

株主提案の背景② 積み上がり続ける自己資本と低下し続けるROE

 世紀東急の自己資本は、2014年3月期から2020年3月期にかけ、3倍弱まで積み上がりました。これにとどまらず、世紀東急は、2021年3月期に向けて自己資本を37,500百万円まで積み上げる中期経営計画を策定しています。

 また、積み上がる自己資本を背景として、ROEは低下傾向にあります。2021年3月期のROE目標は中期経営計画において11.7%程度となっていますが、過去20%を超えていたROEは徐々に低下しています。

 なお、世紀東急は、2021年3月期までは税務上の繰越欠損の計上により税負担が少ないため、実効税率を30%として算定した税引後経常利益ROEも表示しています。なお、2018年3月期及び2019年3月期のROEは、独占禁止法関連損失引当金による影響で特別損失を計上したことから、大きく低下しています。また、2020年3月期のROEは、独占禁止法関連損失引当金の戻入による影響で特別利益を計上したことから大きく改善しています。

世紀東急の自己資本とROEの推移

(データ出所:QUICK ASTRA MANAGER)

 直近の自己資本比率は50%程度まで高まっており、1990年代に最も高かった水準の32%を大きく上回る状況です。 なお、世紀東急は、2013年3月期以前は財務状況が悪化していましたが、2014年3月期以降の財務状況は正常に戻っているといえます。

過去30年間の自己資本比率の推移

(データ出所:QUICK ASTRA MANAGER)

 自己資本が積み上がる1つの理由は、低すぎる株主還元です。世紀東急の株主還元方針は、総還元性向30%です。つまり、利益の大部分が自己資本として積み上がり、過去最高水準の自己資本比率がさらに高まることを意図した資本政策といえます。

当期利益と配当性向の推移

(データ出所:QUICK ASTRA MANAGER)

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